2014年6月1日日曜日

蜂蜜採り体験に行ってきたでござる

蜂蜜採り体験に行ってきた。

なかなか貴重体験だったので、記憶が新しいうちにメモ。

※以下は、単に僕の記憶をメモしたもので、記憶違いや考え方の相違やら、云々かんぬんで、事実と異なることがあっても僕は一切責任持ちません。あと、蜂に刺されたり、挙句の果てになんたらショックが起こったり、なんやかんやしても自己責任でお願いします。

イベントの趣旨

  • うちの実家の地域をテリトリーにするJA主催のイベント。
  • JAが地元ブランドとして最近売り出した有機農法、無農薬の米のPRとして催された。

米と蜂蜜

  • この米は化学肥料を使わない代わりに、「ヘアリーベッチ」と呼ばれる植物を肥料にしている。
  • ヘアリーベッチは、根っこに「根粒菌」と呼ばれるバクテリアを形成する。
  • 根粒菌は空気中の窒素を肥料に変える。
  • 田植えの前に、ヘアリーベッチごと田んぼを鋤(す)くと化学肥料を使わない土壌の出来上がり。
  • ヘアリーベッチは、マメ科の植物で、紫色の花を咲かせる。"ベッチ"とは、肥料になるマメ科の植物のことで、茎に産毛のような毛が生えているため、このように呼ばれる。花の色と形が"藤"に似ていることから、日本ではクサフジとも呼ばれる。
  • 肥料になる植物には、レンゲソウなどもあるが、ヘアリーベッチは、寒さに強く丈夫なので、最近はヘアリーベッチを利用するところが増えてきた。
  • ヘアリーベッチからはよい蜂蜜を採ることができることから、JAと養蜂家がコラボしている。
  • ヘアリーベッチの蜂蜜は透明度が高い。(透明度の高さと味の関係はよくわからない)

ミツバチ

  • 今回のミツバチは西洋ミツバチ。
  • 蜂は黒いものを攻撃する傾向がある。山に入るときや蜂蜜を採るときなどは黒いものを身に着けない。
  • ミツバチは、針を刺すと死んでしまう(針に返しが付いていて、針が抜けてしまう)。なのでよっぽどなこと(集団として危険であると判断するようなことなど)がない限りは刺さない。
  • ミツバチには偵察隊がいる(ぶんぶん飛び回っているやつ)。こいつを手で振り払ったりすると、集団で襲ってくることもある。目障りでも無視すること。
  • ハチの巣に近づくときは、肌を露出させない。頭から網をかぶる。ただし、軍手はNG。ミツバチは、足が絡まって飛び立てなくなると、最後の手段として針を刺すかもしれない。ゴム手袋のようなツルツルしたものが○。
  • オスは働かない。生殖のためだけに生きる。働かないので、花の季節が終わると巣から追い出され、文字通りのたれ死ぬ。あわれ。
  • 働き蜂の寿命は蜜を集める時期で6週間ぐらい。それ以外だと2~3か月くらい。
  • 働き蜂は一生のうちにスプーン1杯くらいの蜜を集める。
  • 働き蜂は、最初のうちは巣の中で働く。年老いてから外にみつを集めに行く。
  • 働き蜂の活動範囲は2から3キロ。ただし、巣の周辺に花がいっぱいあるなら、そんなに遠くに行かない。
  • 蜂の巣の六角形の部分は、蝋(蜜蝋)でできている。蜜を一旦体内に取り入れ、何らかの化学変化?を経て蝋になる。
  • 蜜蝋は普通に蝋燭として使える。今は石油由来のものが一般的だが、昔はこれを使って蝋燭を作っていた。ヨーロッパの教会では、蜜よりも蝋を取るために蜂を飼っているところもある。
  • 六角形の一つ一つに蜜を入れる。一つの六角形が蜜でいっぱいになると、蝋でふたをする。
  • ミツバチは巣の中が蜜でいっぱいになってしまうと、別の巣を作りに出て言ってしまう。人が適当に蜂蜜を採ってやると、同じ巣箱に蜜をため続けてくれる。
  • 蜜蝋はおいしくない。

蜂蜜の取り方

  • 巣箱ひと箱には約三万匹のミツバチがいる。
  • 巣箱に煙を吹きかけ、蜂を追い払う。蜂にとっては山火事のイメージ。
  • 箱から板状の巣を取り出し、刷毛で残った蜂を追い払う。
  • ふたをされてしまった六角形の部分は、包丁でふたを採る。
  • 遠心分離器みたいな器具にに板をセットし、ぐるぐる回すと、蜜が採れる。
  • 網で蜜蝋の部分を取り除く。

その他

  • この農法で作られた米にスプーン何倍かのこの蜂蜜を入れて炊いた米を頂いた。うまかった。ただ、このうまさが、米そのもののうまさなのか、蜂蜜によるものなのか、青空の下で食べたせいなのか、炊き立てだからか、味音痴の僕にはわかりません。

感想

  • 蜂蜜採りなんて、なかなかできない体験をさせてもらって、楽しい一日でした。
  • 少子高齢化やらTPPやら、大変な情勢の中、あの手この手で頑張っている農家の方や、JAの方に頭が下がります。
  • 頑張ってほしいし、そういう人たちが生み出すものを手にしていきたいと思いました。
※なかなか暑い一日でした。描き切れていないところもあるかもしれないけど、とりあえず今日はこの辺で終わりにする。




ミツバチ 巣箱
巣箱 これくらいの大きさ
ミツバチ 煙
ポット状のものから煙が出る。煙でミツバチを追い出す

ミツバチ 巣箱の中
巣箱の中


ミツバチ 女王蜂
女王蜂には印が付けられている。



巣のフタ部分を取り除く
巣のフタ部分を取り除く


蜂蜜用遠心分離器
遠心分離器でぐるぐる



ハチミツをこす
ハチミツをこす

採れたハチミツ
採れた蜂蜜


ヘアリーベッチ
ヘアリーベッチ



ヘアリーベッチの根っこ
ヘアリーベッチの根っこ。瘤状の根粒菌をうまく撮影できず。

0 件のコメント:

コメントを投稿