先日、おまじないの言葉について書いたけど、もう一つ、「あっかんべー」もなかなか良い。
大人は子どもに対して圧倒的に有利だけど、普段あまり意識していないと、この有利さを振り回しすぎて、子どもの逃げ道まで奪ってしまったりする。
そんな時に、「あっかんべー」は子どもにとってステキな武器になると思う。
言われた大人は、イラッとする。イラッとして子どもと喧嘩になる。
喧嘩になるということは子どもと対等になることだと思う。
「あっかんべー」は大人を子どもの位置まで引きずり下ろす魔法の言葉かもしれない。
大人も喧嘩になれば、そのうちバカバカしくなって諦めるかもしれない。
「あっかんべー」と言われた瞬間に、自分が大人の権力を振り回していたことに気づくかもしれない。
まあ、いつもいつも「あっかんべー」と言われたら、それはそれでやりにくいと思いますが、なにかしら逃げ道を残しておいてやるのも大事だと思います。
その辺のバランスも大事だとは思います。
あと、反対に親が子どもに対してNoをいう時にも「あっかんべー」はいいと思います。
僕なんかは特に、子どもにNoという時、なぜNoなのか、クドクド言い聞かせてしまいがちです。
でも、大人の優位性を振りかざしてクドクド説明しても、伝わらないことが多い。
そこで、「あっかんべー」と言ってみる。
大人の権力を自分から放棄して、子どもの位置まで降りていく。
一時的に喧嘩みたいになるけど、それはそれで子どもは自分を出せる。
すると、後に引きずりにくい。
まあ、いつもいつも「あっかんべー」を多用する大人げない親もどうかと思うけど。
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