2012年12月26日水曜日

3歳から始めるArduino!

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる 』に触発され、”Arduinoをはじめようキット”を購入。

クリスマス後の26日に届く。
Arduinoをはじめようキット
Arduinoをはじめようキット


つい興奮し、3歳の長男の前で、


「お父さんのおもちゃが来たよw。 これで一緒に遊ぼう!」


と不用意に言ってしまう。


長男はすぐに遊べると思って、興奮してしまい、遊ぶ気満々。


ぼくが、


「組み立てて、プログラム組んでから、、、勉強もしないといけないし、、、」


と言っても理解できるわけもなく、臨戦状態。



仕方なく、不安ながら子供と一緒に開封。



中にはいかにも危険な細かいコードやら抵抗やらLEDが詰まったクリアケースが。





嫌な予感を必ず実行に移してくれるのは子供の性なのか。


みごとにクリアケースの中身をぶちまける。




それでも平常心を保ちながら、

「しょうがないなぁ」


とかいいながら、床に散らばったコードや抵抗を拾い集める。




四つん這いになって部品を拾い集めてるとき、長男が


「お父さんの背中にくっついたー」


とか言って、何かをくっつけてきた。僕は


「なにw?」


とか言って、立ち上がると、


バーン!!


とかいう破滅の音が聞こえた。


長男がくっつけたというのはArduinoの基盤で、一番重要なやつ。


しかも、くっつけてなくてただ乗せていただけなので、立ち上がると勢いよく地面にたたきつけられた。



父は、血の気が引き「少し休む」と言い残し、寝室で凹んでました。




その間、長男の

「あそびたかったのにww」


という泣き叫び声でかわいそうになったので、少し遊んでやることにしました。
 
ケーブルとか抵抗とかLEDを穴に突っ込んでレゴ的な感覚であそんでみました。



内心はまたぶちまけたり、部品を折ったりしないか冷や冷やしながら。

そして、落ちた時の衝撃で壊れてないか不安に思いながら。



で、できた作品がこちら。


一人で作った初めてのArduino



父との合作





とりあえず、子供の好奇心を満たし、そそくさと撤収。


願わくば忘れてしまってほしい。




子供が寝てから、Arduinoを動かしてみましたが、なんとか問題なく動くようでほっとしています。



こんな感じで動きました。


今回は、オライリーの参考書Arduinoをはじめよう 第2版 (Make:PROJECTS)を、オライリーのサイトから電子書籍(PDF)を購入してます。

Send to Kindleして、Nexus7で見ながら進めてます。こんな感じ。

Nexus7 のKindleアプリで見ながら勉強

Kindle形式に変換しようとしたら、うまくいかなかったので、PDFのまま。

少し見づらい。Nexus7だと少し文字も小さい。

リアルの本より数百円安かったということで良しとする。


目指すは、Nexus7で操作する車のラジコン!!!

(どんだけ頑張ればできるんやろ?)

2012年12月23日日曜日

【書評】MAKERS/熱きおじ様たちの逆襲

クリスアンダーソン"MAKERS"を読みました。




熱い! 熱すぎるぜ!!

「facebook? ザッカバーグ?

若造がビットの世界でチマチマやってんじゃねーぜ、この草食系が!

これからは、アトムだよ! 3Dプリンタだよ! メイカームーブメントなんだよ!」


と、著者の魂の叫びが聞こえてきます。



※本書ではプロダクトなど現実世界のモノを”アトム”、Webやデータなどデジタル世界のものを”ビット”と呼んでいる。


アトム世界の猛者たちが、ビットの進化の波をとらえ再び世界を支配しようと目論んでるようです。



おじ様世代のものすごいパワーを感じました。




この熱気に充てられて、読了後、Arduino初心者向けキットをポチってしまいました。


 

2012年12月17日月曜日

選挙またはお祭り、後ところにより一時ハレ

選挙の日の朝、前日までの喧騒と裏腹に、静かで穏やかで、これから国の未来を決めるんだというなんとなく神妙な気持ちになりました。



選挙は一種のお祭りなんだなと思いました。


選挙カーはある意味神輿なんだな。

神輿がわっしょいわっしょいやって、気持ちを盛り上げる。


クライマックスの「最期のお願い」で一気に僕たちの苛立ち気持ちを盛り上げる。


そして、投票日。


それまでの喧騒が嘘のよう。


あたりに静けさが漂う。


神妙な気持ちになる。


そして、未来を一票にゆだねる。



昔の人は、神様に未来をゆだねたんだろう。



今の人は、政治に未来をゆだねるんだろう。



ゆだねるってことは、無責任に任せっぱなしなんじゃなくて、

相当の覚悟をもってゆだねるんだろう。


良きも悪きも受け入れる覚悟。


覚悟を持つには相当のエネルギーが必要なんだろう。


だから、昔の人はお祭りをしたんじゃないだろうか?



選挙活動はお祭りの代わりなのかもしれない。



まさに、「まつりごと」なんだと思います。





つんく♂はその辺のこと、よくわかってたんだろな。

選挙の日って、うちじゃなぜか、投票行って外食するんだ。

選挙はハレの日。だから特別に外食するんだろう。


ステキな未来を祈って。


ピース。





※お祭りとかハレとかの用語・歴史観は適当です。

2012年12月14日金曜日

【書評】『桐島、部活やめるってよ』はサラリーマンにとっての『日本、終身雇用やめるってよ』

キタコレ!

すごい!

面白い!


示唆に富んでいる!

ぶっ飛んでいる!




以下、ネタバレというか、先入観を植え付ける可能性の内容を含みます。






(もうすぐネタバレ)









最初読んだとき、なんて瑞々しいんだ! なんてイキイキしてるんだ! と思った。


高校生の間隔、狭い世界の中で精いっぱい生きる姿。


特に映画部の「前田涼也」の章なんて胸キュンだった。



「ああ、高校生っていいなぁ」としみじみ感じた。


でも、何か引っかかる。


なんだろう?



ぼくの頭の中で何かが問いかける。



「なんで桐島は部活やめたんだっけ?」


単なる青春物語なら、「桐島が部活をやめる」のは必要ない。


物語の中で桐島が部活をやめた意味はなんだ?


これを考えて、物語を頭の中でリプレイさせてみたら、これは単なる青春物語じゃないことに気が付いて驚愕した。


以下、その内容。


理想の人間像としての「桐島」。その不在が意味すること。



桐島は、イケメンで、スポーツ万能、優等生だ。

しかも彼女はかわいい。



物語の中で「上」とか「下」とかいう表現がしょっちゅう出てくる。


高校生が無意識にお互いをランク付けしている。


相手が自分よりイケてるかイケてないか。



この階層構造のトップに立つのが「桐島」だ。


いわば、この高校では「理想の人間像」だ。


その「桐島」が部活をやめた。


ピラミッドの頂点にいた「桐島」の不在。これは「理想の人間像の喪失」を意味する。


自分たちが理想としていたものが、突如なくなる。基準がなくなる。



今までは、A君とB君がいたら、どちらがよりイケてるか? が生きるために重要だった。



言い換えれば、より「桐島的」な方がランクが上になり、高校生活を有意義に送ることができる。

反対により「桐島的」でないものはそれだけで生きにくくなる。


「桐島的」かどうかは高校生にとって死活問題だ。


ところが、「桐島」が不在になったことでA君とB君はどちらがランクが上か判断できなくなってしまった。


基準がなくなったからだ。


桐島の不在は「価値基準の崩壊」を意味する。



このことに敏感に(無意識にしろ)感じ取ったのが、この物語のの主人公たちだ。




価値基準が崩壊した世界で生きるために




この物語は、非常に残酷だ。


価値基準がなくなった世界に放り込まれた子供たちは、明日からどうやって生きていけばいいのか?


彼らは必至で模索する。


桐島がいない世界で、自分を見つめなおし、他者と向き合い、誠実に答えを探そうとする。


だからこの物語は、瑞々しく、活き活きとして心に迫る。



価値基準が崩壊した世界で生きていくには自分自身の価値基準を持つしかない。


自分の好きなものを好きということ。

自分の好きなことに力を注ぐこと。

誰かの人生を生きるのではなく、自分の人生を生きること。




言葉にしてしまえば、月並みでダサいことだけど、実践するのは非常につらい。

だけど、これを実践するか、もしくはいなくなった「桐島」の幻想を崇め続けるかしか生きる道はない。

ただ前者には希望があるけど、後者にはいつか終わりが来る。


この小説の主人公たちは、桐島不在の世界に希望を見つけ、自分自身の価値観で生きていこうと決めた者たちだと思う。


この子供たちは本当に強く生きていけるだろう。


そんな希望に満ち溢れている。





僕にっての「桐島の不在」とは?

長くなったけれど、ここからが本題だと思う。


よい物語は示唆に富んでいる。


示唆に富んでいるということは、「あなたの場合はどうだろうか?」を問いかけられる。


僕にとっての「桐島の不在」とはなんだろうか?





「桐島、部活やめるってよ」はサラリーマンの僕にしてみたら

「日本、終身雇用やめるってよ」

に等しい。




大学に行って、大企業に就職して、ローンでマイホームを買って、退職して年金生活。


それを理想にして、そのレールに乗っていれば生きていけるはずだった。 


(少なくとも高校くらいまでなんとなくそういう教育の中で育った。)


それが、今はない。


終身雇用だけでなく、あらゆる「常識」がなくなっていく。


価値基準が目まぐるしく変わる世の中を生きていくのためにどうすればよいか?


桐島がいなくなった高校で新しい道を見つけ出した子供たちと同じことが求められている。


古いステレオタイプの人生観を捨て、自分の好きなことやりたいことをするべきだ。


(この辺りは前読んだ『ワーク・シフト』に通じるな)



僕にそれができるだろうか?


ただ、やらなきゃいけないことだけはわかっている。




ジョブズも言っていた

「誰かの人生を生きる暇はない」



「RailsをHerokuにデプロイ」でハマったこと。そしてその解決方法。


Railsを勉強中です。

この参考書を見ながらやってます。






せっかくサンプルを作ったので、公開したくなりました。

いろいろ調べてたら、HerokuというPaaSを見つけました。

無料から始められるようなので、とりあえず独学でHerokuにデプロイしてみました。


で、途中、コケまくりました。


なので、ハマったところを備忘録的に記録します。


参考にしたのは、この辺のサイトです。


参考1 Herokuへのデプロイ方法

http://www.opentone.co.jp/news/release/article03/article0305.html

参考2 SQLite3からPostgreSQLにしてデプロイする方法

http://yuriponx.com/2012/05/08/heroku%E3%81%A7rails3-2%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99/


参考3 エラー画面「We’re sorry, but something went wrong.」から逃れる方法

http://shirusu-ni-tarazu.hatenablog.jp/entry/2012/01/16/031655



以下、顛末。

ステップ1 Herokuへのデプロイ



まず、参考1のサイト、下の方にHerokuへのデプロイ方法が載っています。

これに従って、デプロイしました。

ところが、SQLite3のインストールで必ず失敗してしまいます。




ステップ2 PostgreSQLでデプロイ & アセットのプリコンパイル


参考2のサイトによると、HerokuはSQLiteには対応していらしい。

なので、参考2のサイトに従って、対応しているPostgreSQLを使う設定にした。



※Herokuでは、ローカルとHerokuは同じDBを使うことを推奨しているらしい。SQLiteとPostgreSQLで違う動作したら困るからね。

さらに、アセットをプリコンパイルする必要があるらしい。

これでとりあえずデプロイはできた。

※あとから分かったけど、app/assetsの中の画像を変えるときとかもプリコンパイルをする必要があるらしい。

ステップ3 config.assets.compileの設定をtrueにする


ステップ2でデプロイまではできたけど、ブラウザからサイトを見ると

「We’re sorry, but something went wrong.」

のエラー画面になってしまう。


ここでかなりハマってしまいました。


試行錯誤の末、参考3のサイトを発見。なんとか解決しました。


RAILS_ROOT(Railsのプロジェクトディレクトリ)/config/environments/production.rb
に、
config.assets.compile = false
という項目があるので、これをtrueにします。


だそうです。

これでデプロイしなおすと、 サイトが正しく表示されました。




※せっかく、デプロイできたのですが、参考書を見て作ったモノが著作権的に公開OKなのかわからないので、ここでは、画面キャプチャだけ載せておきます。(画像だけ差し替えました)

こんな感じ(リスト)

こんな感じ(追加・編集画面)


こんな感じのサイトがいとも簡単にできる! のがrailsの魅力のはずですが、独学でやるとハマってしまって大変です。。。一度通過すればあとは楽ですが。。。



以上

Herokuとの格闘の記録でした。


※せっかくここまでできたので、いつか、カスタマイズして公開できればいいと思っています。

2012年12月11日火曜日

まだ間に合う! クリスマス前におすすめのサンタクロース絵本

クリスマスまであとわずか。

 
子どもが借りてきたサンタクロース絵本から、僕が面白いと思ったものを3つ紹介します。

  • サンタクロースのイメージを固定したくない!
  • いろんなサンタクロースの絵本を見せてしまったら、どのサンタクロース像を採用したらいいのかわからなくなる!


とかで、ご家庭によってはサンタクロース絵本はNGかもしれません。


でも、僕はこんなにたくさんの絵本が出るくらい、人々の想像力を掻き立てるサンタに魅力を感じます。

そして、そのたくさんの想像力を見ることができるサンタクロース絵本はとても好きです。


子どもにはいろんなサンタクロース像をみせて、あとは自分自身のサンタクロース像を作り上げればいいと思います。


ぜひ、サンタクロース絵本でクリスマスまでワクワク過ごしてみてください。



オススメ1 『おたすけこびとのクリスマス』





おたすけこびとシリーズ」のクリスマスバージョン。

たくさんの小人たちが、小さいけどリアルな「はたらくくるま」を駆使して、サンタクロースの代わりに子どもたちにプレゼントを運びます。

庭や玄関を小人たちがどうやってプレゼントを運び、家の中に入れるのか? 


細部まで描きこまれていて、見ごたえがあります。


ブルドーザーやクレーン車、ロードローラーがいったいどうやって活躍するのか。


車好きの子供にはたまりません。



オススメ2 『サンタクロースはおもちゃはかせ』




かなりファンキーなサンタクロース像。

子どもにプレゼントするおもちゃをチェックするサンタクロースの様子が、コミカルに愛らしく描かれています。


絵がとても楽しく、文字数も少ないので小さい子供も楽しめます。


反面、おもちゃを管理する棚の様子が「ここはamazonか!?」と突っ込みたくなります。


この妙にリアルな一面は、マネジメントやロジスティクスの勉強になるかも?


子どもから大人まで楽しめる一冊。


とにかく、絵がイカします。



オススメ3 『サンタクロースと小人たち』




 

読み応え、見ごたえのある一冊。

前の2冊とは違い、読んで聞かせる面が大きいです。

なので、これを読むときは、少し時間がかかることを覚悟して読み始める必要があります。


絵は温かく、小人たちのはたきぶりが楽しく、やさしく描かれています。


一生懸命働くこと、一生懸命人生を楽しむことを教えてくれる、とても優しい絵本です。



また、物語の中で、小人たちが子どもの様子を調査しにくる描写があります。


「サンタからプレゼントをもらうためにいい子にしないといけない」

ではなくて

「君がいい子なのは、ちゃんとサンタさんはわかっているよ」

と普段から前向きな姿勢でいられるように、子どもの背中を押してくれるような表現です。


とても、あたたかな一冊です。






オススメは以上です。



これ以外にも、たくさんのサンタクロース絵本があります。


お気に入りの一冊を見つけてクリスマスまでをワクワク過ごしてください。

2012年12月10日月曜日

楽器を弾ける人はまるで魔法使いだ

帰り道、商店街を歩いていたらなぜかChange the Worldが流れていた。

なんだか懐かしくて、Youtubeで検索してみた。

そしてライブ映像を見て、無性に感動してしまった。





楽器のうまい人の手の動きを見ていると、独立した生き物みたいに見えてきて、とても気持ちがいい。


そして、僕の頭の中で、音と手の動きの因果関係がだんだんズレてくる。



ギターの弦をはじくという物理的な行為を超越して、魔術的な力で音楽を奏でているように見えてくる。


まるでハリーポッターが杖を振るように。




頭の中で、手の動きと音楽が分離していくから、


「実は手をとめても音楽が鳴り続けるんじゃないか?」


「音楽の方が手を操っているんじゃないか?」



とか、なんだかわけわかんなくなってくる。



そして、そう感じるときは、音楽に魅せられている。



魔法にかかってしまったんだなぁと思う。




楽器を弾ける人はすごい。


魔法使いみたいだ。