2013年5月8日水曜日

【子どもから学ぶ】「はたらく」とは/あるいはキッザニアのお土産

みなさん、GWはいかが過ごされましたか?


このGWで甥っ子、姪っ子たちが、あこがれの「キッザニア」に行ってきました。



「キッザニア」では子どもが様々な「労働体験」ができます。


そして、労働をした暁には賃金をもらいます。通貨単位は「キッゾ」。キッザニア内の高島屋で使えます。


一番上の姪っ子(小3)は、キッザニアでの労働で70キッゾもらいました。

彼女は、その70キッゾで、僕の息子(3歳児)にミニカーを買ってくれました。

自分のおもちゃではなく!

アミューズメント施設とはいえ、初めて自分で稼いだお金で、誰かにプレゼントしてくれるなんて!

なんて素敵な子でしょう。

そのミニカーは70キッゾだったかもしれませんが、僕の中ではプライスレスです!

プレゼントのミニカー@キッザニア
プレゼントのミニカー、プライスレス



僕は、彼女の何気ない個の行動に胸を打たれました。


キッザニアで用意されたプログラムに沿って「体験」することだけが「労働」ではない。


誰かのために、何かをしてやる。それこそが「労働」の本質だ。


そういうふるまいを自然にできるのは、なんと素晴らしいことだろう。




自分のリソースを使って、価値を生み出し、それを交換すること。



これこそ、「はたらく」という意味なんだと。



そして、大人は便宜上、価値の交換に「お金」を使う。




僕はよっぽど、ミニカーの対価として、お金をやろうかなと考えた。

だけど、やっぱりやめた。


僕には子どもにうまく「お金」を説明できるほど知識がない。


そんな僕がお金をあげることで、彼女の金銭感覚を歪めてしまうかもしれない。

それはとても怖い。


だから、価値の交換という意味で、お金以外の何かを、彼女にしてやれればいいなと思う。


そして、価値を生み出し、それを交換することこそ、労働の基本なんだということがわかってくれればいいと思う。



さて、僕は彼女に何ができるだろうか。


こういうところから、価値の創造、つまり「仕事」が生まれるんだろう。


うまく価値あるものが生まれるかどうかは別として。。。

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