世界一のニート、phaさんの本。
ニートと言う響きは、あんまり良いイージが感じられないかもしれないけど、この本からはこれからの働き方や人生観を模索していくためのヒントがちりばめれている。
ちょっと死語かも知れないけど、著者のような人を「ニューエイジ」って言葉が浮かんでしまった。
これから、こういう人がどんどん増えていって、世の中が変わっていくだろう。
ぼくは、この人の感覚が非常によくわかる。
社会とうまく折り合いがつかない感じ。
子供の頃からずっと抱いていた社会の仕組みに対する疑問。
リア充と言うか、マッチョがはびこる世界で片身が狭い思いをする、あるいはリア充のフリをして生きている。
息苦しさを感じているのは僕だけじゃなくて、結構いるんじゃないだろいか、と言う気がしてきた。
そして、phaさんのように、周りに会わせることを止め、ニートのまま生きていくことが、まだハードルがあるにしろ不可能ではなくなってきた。
(適応力があるなら著者は働いた方が楽だと言ってる。その通りだと思う)
これからテクノロジーが発達していけば、ますますこういった人が増えてくると思う。
この本を読んで、著者は基本的に本当に優しい人なんだと思った。
著者だけじゃなくて、多くの若者は人の役にたちたいと思っている(と思う)。
でも、これまで働くってことは、(多くは人の役に立つことだけど)必ずしも役にたつことばかりでないし、会社に勤めることは(金銭的な)利益が優先される。
また、日本独特の人間関係が優先されたりする。
そこに息苦しさを感じてしまう。
楽観的だけど、近い将来、僕はテクノロジーがこの息苦しさを変えてくれると信じている。
著者もニートが生きやすい世界は、みんなが生きやすい社会だと言っているけど、まさにその通りだと思う。
優しさだけで生きていける社会。
自分の子供が大人になる頃には、そんな社会になっていればよいと思います。
おわり
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