ある晩、仕事から帰ると、嫁から報告があった。
「今日ね、○○が保育園で上手に絵を描いたよ」
長男が猫じゃらしの絵を描いたらしい。
それまで、息子の絵は、豆粒みたいな点を細々書いたり、丸を書いたり、抽象的なモノしか描けなかった。
(丸を描いて「車!」と言い張ることはあった。)
それが、はじめて猫じゃらしと言う「具体的なモノ」を描いた。
そこには、曲がりなりにも、土があり、茎があり、穂があった(らしい)。
ちいさな子供がいる親御さんならきっとわかってくれると思うけど、これはなかなか大きなステップアップだ。
外の世界を認識し、自分のなかで解釈し、アウトプットできたと言うことだ。
脳ミソの中でどんな変化が起きたのか、非常に興味深い。
嫁は、単純に息子の成長にビックリして、先生にどうやって書かせたか聞いたらしい。
その答えは次のようなものだった。
まず、猫じゃらしがどうやってできるのかを子供たちに語った。
最初に種があり、種が土の上に落ちる。
土の中には、石や葉っぱやアリンコやいろんな生き物がいる。
種から芽が出て、土の栄養をいっぱい吸って、茎が延びて、葉っぱが伸びて・・・
(実際は僕の文章なんかよりとても楽しい話だったんだろう)
つまり、猫じゃらしにまつわる、周辺を含めた物語を語った。
そして、先生が簡単にお手本を描いて、「みんなも描いてみる?」と言って、紙とクレヨンを渡した。
すると、なんと言うことでしょう。
息子が絵を描いた。
きっと、息子の中で猫じゃらしの世界が広がったんだろう。
土と根っこの関係、茎が支える穂。
それぞれの関係が物語を通して繋がったんだろう。
そして、茎が成長していく時間軸と茎を描くことが繋がったんだろう。
(茎を下から上へ描く様子が思い浮かぶ)
今まで、子供とお絵描きするとき、例えば猫じゃらしなら、葉っぱは何色で、穂はどんな形で、と言ったように、形の説明に終始してた。
絵をかくと言うことは、形を再現することだと思っていた。
でも、そうじゃない。
絵をかくと言うことはストーリーを描くことなんだ。
世界の物語を読み解き、世界向けて語りかけることなんだ。
(なんか、壮大なまとめになってしまった。)
保育園の先生スゲェ。
※もちろんこれが絵を描くことの全てじゃない。ひとつの解釈として。
※ぼくも、実際の息子の絵は見てません。どうせ下手くそです。あくまでも抽象表現から具体表現へのステップアップについての考察です。一般論で親バカではありません。
※いつか、実際の絵が手に入ったらアップしたいです。
※もちろん、うちの子の体験談で、全ての子供に有効とは限らない。
「今日ね、○○が保育園で上手に絵を描いたよ」
長男が猫じゃらしの絵を描いたらしい。
それまで、息子の絵は、豆粒みたいな点を細々書いたり、丸を書いたり、抽象的なモノしか描けなかった。
(丸を描いて「車!」と言い張ることはあった。)
それが、はじめて猫じゃらしと言う「具体的なモノ」を描いた。
そこには、曲がりなりにも、土があり、茎があり、穂があった(らしい)。
ちいさな子供がいる親御さんならきっとわかってくれると思うけど、これはなかなか大きなステップアップだ。
外の世界を認識し、自分のなかで解釈し、アウトプットできたと言うことだ。
脳ミソの中でどんな変化が起きたのか、非常に興味深い。
嫁は、単純に息子の成長にビックリして、先生にどうやって書かせたか聞いたらしい。
その答えは次のようなものだった。
まず、猫じゃらしがどうやってできるのかを子供たちに語った。
最初に種があり、種が土の上に落ちる。
土の中には、石や葉っぱやアリンコやいろんな生き物がいる。
種から芽が出て、土の栄養をいっぱい吸って、茎が延びて、葉っぱが伸びて・・・
(実際は僕の文章なんかよりとても楽しい話だったんだろう)
つまり、猫じゃらしにまつわる、周辺を含めた物語を語った。
そして、先生が簡単にお手本を描いて、「みんなも描いてみる?」と言って、紙とクレヨンを渡した。
すると、なんと言うことでしょう。
息子が絵を描いた。
きっと、息子の中で猫じゃらしの世界が広がったんだろう。
土と根っこの関係、茎が支える穂。
それぞれの関係が物語を通して繋がったんだろう。
そして、茎が成長していく時間軸と茎を描くことが繋がったんだろう。
(茎を下から上へ描く様子が思い浮かぶ)
今まで、子供とお絵描きするとき、例えば猫じゃらしなら、葉っぱは何色で、穂はどんな形で、と言ったように、形の説明に終始してた。
絵をかくと言うことは、形を再現することだと思っていた。
でも、そうじゃない。
絵をかくと言うことはストーリーを描くことなんだ。
世界の物語を読み解き、世界向けて語りかけることなんだ。
(なんか、壮大なまとめになってしまった。)
保育園の先生スゲェ。
※もちろんこれが絵を描くことの全てじゃない。ひとつの解釈として。
※ぼくも、実際の息子の絵は見てません。どうせ下手くそです。あくまでも抽象表現から具体表現へのステップアップについての考察です。一般論で親バカではありません。
※いつか、実際の絵が手に入ったらアップしたいです。
※もちろん、うちの子の体験談で、全ての子供に有効とは限らない。
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