だけど子供ができて、絵本を読み出すと、これがまた楽しい。
絵本は、もちろん絵も魅力的なんだけど、音読したときの響きも魅力のひとつだ。
そこで、ぜひ声に出して読んでほしい、おすすめ絵本を紹介したいとおもいます。
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1、『ぐりとぐら』
言わずと知れた、ベストセラー『ぐりとぐら』。
ゆるキャラのぐりとぐらと、意外性のあるストーリーがとても魅力的だけど、ぐりとぐらの台詞の掛け合いが絶妙だ。
全体を通して非常にリズミカルで、読んでいてとても楽しい。
間の取り方もすばらしい。
次のページへの期待を持たせるタメが、子供のワクワクを引き立てる。
毎回、読み方を工夫しても、「もっと楽しく読めるんじゃないかな?」と向上心が沸いてくる絵本です。
最高です。
2、『いいおかお』
ふうゃんの「いいおかお」をいろんな動物が真似します。
この作者の絵はふんわりしててとても好きなんだけど、動物たちの台詞もとてもいいです。
単なる繰り返しではなく、展開に意外性がありたのしい。
一つ一つはとても短いセンテンスなんだけど、
読み方に緩急をつけると、とてもいい味が出ます。
なによりも「いいおかお」と言う響きがすばらしい。
おすすめです。
3、『ふねなのね』
ぼくの大好きな100%オレンジの絵本。文は中川ひろたか。シリーズもので、他にも『バスなのね』『おうちなのね』がある。
子供のごっこ遊びが、いつのまにか本物になっている不思議で楽しいシリーズ。
なかでもぼくは、この『ふねなのね』が大好きだ。
壮大な冒険、危機一髪、友情。
ワニくんとのコミカルなやり取りは読んでいて楽しい。
そして、なんといっても
「ふねなのね かわなのね」
ではじまって、
「ふねなのね かわなのね」
終わるところ。
他の『バスなのね』『おうちなのね』は最初と最後が
「バスなのね」
「おうちなのね」
なんだけど、『ふねなのね』だけは
「かわなのね」がついてくる。
この台詞で一気に世界が広がり、壮大な気分になる。
これを読むときは、最後の「かわなのね」をどうやって読もうか気を配りなが読む。
とても、いい絵本です。
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以上、たくさん音読して楽しい絵本がありますが、ぼくが特に気に入っているものを3つ紹介しました。
聞いてくれる人がいると、絵本を読むのがとてもうれしいものです。
「次はどうやって読もう」と毎回アレンジしながら、心地いい読み方を探っていくのがとても楽しいです。
絵本を選ぶとき、絵だけじゃなくて、読み心地をポイントに選んでみるのもいいと思います。
皆さんのおすすめの「声に出して読みたい絵本」を教えてください。
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