2012年10月24日水曜日

声に出して読みたい絵本

小学校の宿題の「本読み」がなくなってから、本を音読することがなくなった。

だけど子供ができて、絵本を読み出すと、これがまた楽しい。

絵本は、もちろん絵も魅力的なんだけど、音読したときの響きも魅力のひとつだ。

そこで、ぜひ声に出して読んでほしい、おすすめ絵本を紹介したいとおもいます。



-----

1、『ぐりとぐら』




言わずと知れた、ベストセラー『ぐりとぐら』。

ゆるキャラのぐりとぐらと、意外性のあるストーリーがとても魅力的だけど、ぐりとぐらの台詞の掛け合いが絶妙だ。

全体を通して非常にリズミカルで、読んでいてとても楽しい。

間の取り方もすばらしい。

次のページへの期待を持たせるタメが、子供のワクワクを引き立てる。

毎回、読み方を工夫しても、「もっと楽しく読めるんじゃないかな?」と向上心が沸いてくる絵本です。

最高です。


2、『いいおかお』




ふうゃんの「いいおかお」をいろんな動物が真似します。

この作者の絵はふんわりしててとても好きなんだけど、動物たちの台詞もとてもいいです。

単なる繰り返しではなく、展開に意外性がありたのしい。


一つ一つはとても短いセンテンスなんだけど、

読み方に緩急をつけると、とてもいい味が出ます。


なによりも「いいおかお」と言う響きがすばらしい。




おすすめです。



3、『ふねなのね』




ぼくの大好きな100%オレンジの絵本。文は中川ひろたか。シリーズもので、他にも『バスなのね』『おうちなのね』がある。

子供のごっこ遊びが、いつのまにか本物になっている不思議で楽しいシリーズ。

なかでもぼくは、この『ふねなのね』が大好きだ。

壮大な冒険、危機一髪、友情。

ワニくんとのコミカルなやり取りは読んでいて楽しい。

そして、なんといっても

「ふねなのね かわなのね」

ではじまって、

「ふねなのね かわなのね」

終わるところ。


他の『バスなのね』『おうちなのね』は最初と最後が

「バスなのね」 
「おうちなのね」

なんだけど、『ふねなのね』だけは
「かわなのね」
がついてくる。


この台詞で一気に世界が広がり、壮大な気分になる。


これを読むときは、最後の「かわなのね」をどうやって読もうか気を配りなが読む。

とても、いい絵本です。


-----


以上、たくさん音読して楽しい絵本がありますが、ぼくが特に気に入っているものを3つ紹介しました。

聞いてくれる人がいると、絵本を読むのがとてもうれしいものです。

「次はどうやって読もう」と毎回アレンジしながら、心地いい読み方を探っていくのがとても楽しいです。


絵本を選ぶとき、絵だけじゃなくて、読み心地をポイントに選んでみるのもいいと思います。



皆さんのおすすめの「声に出して読みたい絵本」を教えてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿