2013年3月6日水曜日

絵本を読まば、作者まで

子どもの保育園で、絵本を読み聞かせるとき、ちゃんと作者まで読み上げるらしい。


それに習って、我が家でも絵本を読むときは作者まで読み上げる。


「『きんぎょがにげた』 五味太郎・作」

とか

「『100万回生きたねこ』 佐野洋子」

とか。



 

これをしていると、絵本の作者の作風がなんとなくわかる。

なので、図書館とかで絵本選びの時、

「ああ、あの作者ならおもしろそう」

とか、選びやすい。




子ども(三歳児)も、いつの間にか「五味太郎」とか「山本忠敬」とかは絵を見ただけでわかるようになっている。


※「山本忠敬」は、自動車の絵本をたくさん出しているので、車好きの長男は夢中だ。

Amazonで「山本忠敬」の検索結果


絵本を読み聞かせるときは、タイトルの後に、ぜひ、作者まで読んであげてください。




で、本題はここから。



そうやって、ちょこちょこ、絵本の作者の名前を覚えていたので、ちょっとした出会いがあった。

出会いといっても、人に出会ったわけではなくて、自分のなかの、ある記憶と、ある記憶がリンクしてちょっとした驚きがあった。



先日、近所のブックカフェへ行った。


そこで、なんとなく、村上春樹の絵本を手に取った。


『ふしぎな図書館』と

『羊男のクリスマス』

の2冊。


 

不思議でへんてこな物語。


だけど、なんとなく心温まるお話。


僕は、「羊男」の挿絵を眺めていて、「どこかで見たことがあるなぁ。どこだったっけ?」と思った。


で、表紙を改めてみてみると「佐々木マキ」とあった。



「わwww」

って思った。


なんで今まで気づかなかったのだろう。



「佐々木マキ」といえば、『くりんくりん ごーごー』とか『まじょのすいぞくかん』の作者じゃないか!

まじょのすいぞくかんまじょのすいぞくかん
作・絵:佐々木 マキ出版社:福音館書店絵本ナビ

  
※『まじょのすいぞくかん』がAmazonにない!





(どちらも子どもたちがえらく気に入っていた)


Amazon 「佐々木マキ」検索結果


そして、家に帰って、村上春樹の文庫本カバーを見てみると「m.sasaki」って書いてある。

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫) ←こういうのとか


Wikipediaで「佐々木マキ」を調べてみると、やっぱり村上春樹のカバーのデザインの多くを手掛けている。(羊シリーズとか全部!)

Wikipedia 「佐々木マキ」



絵本の作者を読み上げていたからの気づきでした。


(それにしても今まで気づかなかったなんて!)


そして、絵本作家というのは、いろんなところで活躍しているんだなぁと思いました。


「絵本を読まば、作者まで」

これはおすすめです。


おわり。


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