『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を衝動買いしてしまった。
そして、一気に読んだ。
素晴らしい物語というのは示唆に富んでいる(前にも言ったか?)
示唆に富みすぎて、何も考えがまとまらない。
とにかく思いついたことをダラダラ綴る。
山頂に登ったらとにかく「ヤッホー」と叫ばなければならない。
それと同じです。
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とりあえず読み終わってすぐに思ったことは、『色彩を持たない…』で語られていることは、『ダンス・ダンス・ダンス』で語られていたことだし、『ノルウェイの森』で語られていたことだし、その他村上作品で語られていたことだと思う。
それは、別に二番煎じとかいうわけじゃない。
それらの物語に共通する部分は「普遍性」と言うべきものなんだと思う。
村上春樹はこの「普遍性」を語り続けているような気がする。
じゃあ、その普遍性ってなんだ? と言われても、今はまだ考えがまとまらない。
このままずっとまとまらないのかもしれない。
もしかしたら、それは”物語としてしか語ることのできないもの”かもしれない。
とりあえず保留。
普遍性とかなんだとかは、とにかくとして、『色彩を持たない…』を読んで僕自身の内面から癒されるのを実感した。
一文一文が、身体に染み渡り、内側から変化していくのを実感した。
これが、内田樹先生が『村上春樹にご用心』の中で言っていた「小説の身体性」なんだろうか? わかんないけど。
ああ、まとまらない。
毒にも薬にもならない。
とにかく、とてもよかった。
村上 春樹
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※時間をおいて、サイド感想文(というかメモ)を描きました。
【ネタバレ注意】『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』について、じわじわ思ったこと
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